REPUBLIC OF EAST TURKESTAN
東トルキスタン共和国
政府機関
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政府声明
2号
2004年9月17日
2004年9月14日ワシントンで、「東トルキスタン亡命政府」の成立が世界に公表され、東トルキスタン国民に大きな喜びを与えた。
東トルキスタン亡命政府の成立について、メディアで不正確な情報が流れたり、それに基づく論評がなされたりした。東トルキスタン政府では、今後文書や写真などで情報を公開し、折に触れて公式声明を発表していく予定である。
私たちの公式声明を報道や研究などにご利用になる場合は、ソースとして、東トルキスタン共和国政府と明記していただけるようお願いする。
世界各地で亡命生活をしてきた東トルキスタン国民は、60名の代表を選出した。これが「東トルキスタン民族会議」である。東トルキスタン民族会議は、ワシントンに集まり、全員一致のうえ、「東トルキスタン亡命政府」設立を宣言した。この設立式典には、海外に住んでいる東トルキスタン国民および組織が招待された。
ただ、一部の組織はこの場に来ることはできなかった。その組織の人たちが現在居住している国は、中国と関係の深い国である。その国からこの式典に参加すれば、彼らはのちのち政治的な困難を背負うことになる。そのような事情があったことを私たちは理解しているし、また皆さまがたにもご理解いただきたいと思う。
さまざまな国家に散っている東トルキスタン国民の中には、独立への活動方針の不一致や不協和音も存在する。そのことも包み隠さず皆さまに申し上げる次第である。
2004年9月13、14日、世界各国から選ばれたウイグル、カザフ、キルギス族の「東トルキスタン民族会議」は、まず、民族会議長を選出した。それから「東トルキスタン憲法議案」が会議を通過した。
そして、この「東トルキスタン憲法」の第一条により、「国会」および「政府代表会議」のメンバーの選挙が行なわれた。政府代表会議は9月14日代表全員の同意により、「東トルキスタン政府」のメンバーを決定した。
エフメット・イゲムベルディ(Ehmet Igemberdi)が大統領に、アブドゥウェリ・ジャン(Abduweli
Jan)が副大統領に選ばれた。政府のほかのメンバーは下記の通りである。
エニウェル・ユスップ(Eniwer Yusup):総理大臣、兼外務大臣
ヒズルベグ・ゲイリトゥッラ(Hizirbeg Gheyritulla、カザフ族):副総理
ダイマン・レヒメット(Daiman Rehmet):副総理、兼文部大臣
カフリマン・ゴジャムベルディ(Qehriman Ghojamberdi):防衛大臣
アザット・マフムット(Azat Mahmut):財務大臣
アイドガン・クビライ(Aydoghan Qubilay、カザフ族):経済大臣
アブドゥジェリリ・カラカシ(Abdujelil Qaraqash):内務大臣、兼広報大臣
サウット・マフムット(Sawut Mahmut):交通大臣
ヘニペ・ケテネ・エルバシ(Henipe Ketene Erbash、女性、カザフ族):司法大臣
スルタン・マフムット(Sultan Mahmut):文化大臣
アブドゥケリム.ラフマン(Abdulkerim Rahman):建設大臣
レシデ・ゲンジェル(Reshide Genjer、女性、カザフ族):厚生大臣
ネフィセ・オズゲン(Nefise Ozgen、女性、キルギス族):農業大臣
イスマーイル・センギズ(Ismail Jen’giz):観光大臣、兼政府スポークスマン
アメリカ大衆国 “キャピタル ヒル”
の会議ホールが、東トルキスタンの空色の地に三日月と星をあしらった国旗で飾られ、「東トルキスタン亡命政府」の成立が正式に世界に発表された。メディアに政府メンバーが公表されたのである。
国会を通過した「憲法議案」および「政府プログラム」の審議は今年11月12日「政府代表会議」および「部長会議」で行なわれる。
どんな国家にも属さず、圧力を受けることもない独立した我が国会と我が政府は、主権を持つ政府であり、国家としての権利、自由と民主を有する。我が政府は国連の法律や規定に従い、これを尊重する。我が政府は1933年11月12日に成立した「東トルキスタンイスラム共和国」、および1944年11月12日に成立した「東トルキスタン共和国」の政権を正統に承継する政府である。
国旗も東トルキスタン共和国の白い三日月と白い星をあしらったキョック.バイラック(Kok Bayraq青い旗)である。
東トルキスタン民族会議は国際組織と連携しやすく、支持も得やすいアメリカ合衆国を亡命政権の場として自ら選択しました。東トルキスタン亡命政府は民主、自由を望む東トルキスタン国民の承認のもと成立したのです。私たちの独立への闘争は、人権を尊重し、誰にも恥じない名誉あるものであります。私たちをご支持くださる全ての国家の公式な、また民間団体や個人の方々の私的なご支援を、物質的なものであれ、精神的なものであれ、歓迎いたします。
1949年以来侵略者中国の支配下に置かれた東トルキスタン共和国の独立は、私たちの最後の目標です。この目標を民主的な方法で、国際社会の支持と援助を受けて達成する所存であります。
東トルキスタン亡命政府が無事設立されるまで、アメリカ、サウジアラビア、トルコをはじめ、我々を支持してくださったアジア、ヨーロッパ、アフリカおよびオーストラリアの全ての政府、団体、人権組織などに心より感謝の意を表します。
今後は「東トルキスタンナショナルフリーダムセンター」(http://www.etnfc.org)および「東トルキスタン情報センター」(http://www.uygur.org)で、東トルキスタン亡命政府および東トルキスタンに関する情報、ニュースを発表していきます。
今後ともご理解とご協力、ご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
イスマーイル・ジェンギズ
東トルキスタン共和国
政府スポークスマン、観光大臣
2004年9月17日
ウイグル太郎 翻訳
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