アクス地区共産党委員会はウイグル人ばかりを弾圧し漢人犯罪者をのさばらせている
ウルムチの天山網によると、今年春に開催された東トルキスタンのアクス地区の「政治法律工作会議」で、同地区共産党委員会副書記・政治法律委員会主任の楊徳海が講演した。アクス地区の各共産党委員会、政府の役人に「2004年分裂主義反対闘争への指導を強めて支持を集め、思想上の感度を高め、手段を選ばず、より厳しく、残酷に実行することを実現する」よう要求し、地区所属各県、市政治法律委員会の主任と楊徳海の間で「社会治安管理責任書」を作り、署名させた。
楊徳海はまたこう語った。
「各級政治法律部門は社会の政治安定を守ることを政治法律工作の一等任務とし、民族分裂勢力を容赦なく打ちのめし、もっとも厳しい弾圧レベルを堅持し、『三種勢力』の組織、活動、武装化を防ぎ、特に、テロ組織とテロリスト、分裂者、宗教活動かを見つけ次第すぐ弾圧し、地下訓練基地、武器、爆弾製造所を全滅し、逃げ出したものは追跡して攻撃し、主要な犯人は逮捕に全力をあげるべきだ」。
このようなウイグル人に対する決定はいつものことだが、今回の会議で注目すべきは、楊徳海副書記は、刑事犯・経済犯について全く触れていなかったことである。アクス地区は東トルキスタンの南部の4つの地区の中で、いちばん漢人の犯罪が多い地区である。漢人によるスリ、強盗、殺人などの犯罪が日常的に起こっている。
そして、アクス地区には東トルキスタンに派遣された侵略軍の半分以上である「生産建設兵団」の農業第一師団が駐在しており、東トルキスタンの南部でいちばん侵略軍の多い地区でもある。
中国法律部門は民族差別を増長し、ウイグル人だけを取り締まり、逮捕し、漢族の犯罪者はほったらかしである。このような理由で、アクスは漢人犯罪者の天国となっているのである。
ウイグル太郎
東トルキスタン情報センター
2004年9月10日
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