東トルキスタンでモスクのイマムに決めた新しい原則
東トルキスタンのアクス地区クチャ県ウズン(Uzun)郷政府が2004年3月に発行した「宗教政策ニュース」によると、政府が各モスクのイマム(イスラム教でモスクの管理者・礼拝の指導者)が毎回の礼拝中にした祈りや説法の内容を記録し、礼拝に来た人々をリストアップし、定刻に政府に報告するよう指示した。このほかに政府が手配した監視官が各モスクにてイマムを監視し、その行動を記録する。
もし、イマムと監視官のメモが一致しなければ、このイマムは不適とされ、解雇される。 中国侵略者政府は東トルキスタンのウイグル、カザフ、キルギス、ウズベクなどのイスラム教を信仰する民族を監視するために、この監視官の給与として郷単位で年間16万元(約2万ドル)から20万元(2万5千ドル)の予算を計上している。
しかし、実際にはこの資金は各地区の宗教局、各県共産党委員会の書記、知事、各郷・バザル政府の書記、郷長などの個人のポケットマネーに流れている。そのわずかな残りが監視官の給与となる。 侵略者中国政府は東トルキスタンで、東トルキスタン国民の領土、財産、資源を奪っただけでなく、宗教、文化を消滅するなどあらゆる弾圧をしながら、自らの傀儡政権の役人のために「金儲けのチャンス」を提供しているのである。つまり、中国侵略者はウイグル民族の血を吸い出している。
ウイグル太郎
東トルキスタン情報センター
2004年9月7日
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