東トルキスタン正義党主席エイサ・フセン等20人が逮捕された
東トルキスタン正義党の主席エイサ・フセンが2004年8月15日中国警察当局によって逮捕された。これで2度目の逮捕となった。
エイサ・フセンはアクス地区トクス(Toqsu)県出身、大卒。1994年トクス県で東トルキスタン正義党を極秘に立ち上げ、主席に選ばれた。
1994年2月に東トルキスタン正義党設立後、中国政府の東トルキスタンのウイグル民族に対する弾圧を暴き、反共産党闘争を展開するようウイグル人に呼びかけ、政治運動を繰り広げた。
しかし、その活動の最中の1994年8月、当局によって逮捕され、9年間の懲役刑となった。刑期を終え、2003年8月に釈放されたが、警察の監督下に置かれた。そして、実際には何の活動もしていなかったにも関わらず、2004年8月15日に中国当局はエイサ・フセンとほか19人を逮捕したのである。
アクス地区トクス県人民政府の機密公文書によると、エイサ・フセンと一緒にオメル・イミン(Omer Imin)、エニウェル・サッタル(Eniwer
Sattar)、オトゥクル・イミン(Otkur Imin)、レイハングリ・セメット(Reyhan'gulSemet、女性)、エズィズ・イミン(Eziz
Imin)、アブリズ・ロズィ(Abliz Rozi)、トフティ・クティ(Tohti Quti)等が“政治の理由”で職場を解雇され、逮捕されたのである。
東トルキスタンでウイグル民族に対する逮捕は宗教家、公務員、教師、医者、社員、学生、商人、農民などあらゆる立場の人たちに及んでいる。ウイグル人はオリンピックに自分たちの代表を出せないばかりか、オリンピック期間中も絶えず逮捕の恐怖にさらされていたのである。
ウイグル太郎
東トルキスタン情報センター
2004年8月31日
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