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東トルキスタン情報センター 2004
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2004年3月3日 |
東トルキスタンで行っている政治会議の内幕
中国共産党政府は1949年10月に東トルキスタン共和国を侵略して以来、あらゆる手段を使って、東トルキスタン共和国の国民にさまざまな弾圧をし、民族消滅政策を実行してきた。
1991年に旧ソ連が解体し、中央アジアのトルコ民族共和国が次々と独立したとき、自らも同様の運命を辿るのではないかと戦々恐々とし、毎日のように東トルキスタンで政治会議を開いていた。
現在でも政治会議は毎週、強制的に開かれている。役所、解放軍など各軍の基地、警察局、学校、病院、出版社、ラジオ・テレビ局、企業、銀行、幼稚園、農村、パミル高原に到るまで、毎週必ず2〜3回政治会議を開いている。政治会議(中国語で“政治学習”と呼ぶ。つまり、美化している)の内容は、以下のようなものである。
1.中国共産党は唯一の正統な宗教。その書記は神で、中央委員会はメッカで、共産党のほかの宗教は“毒”であり、学んだり、信仰したり、教えたりするのは重罪である。
2.中国は世界の中心であり、他は単なる“附属品”。西洋世界は敵であり、資本主義は“麻薬”であり、社会主義こそが善である。
3.日本人は“日本鬼子”であり、アメリカを始め民主国家は<西方敵対勢力>で、反動。イスラムは迷信であり、キリスト教は“麻薬”である。
4.侵略者の犯罪行為に反対するウイグル人は“民族分裂分子”。人権無視に反論したウイグル人は“国家安全を脅かした反動分子”。漢人の犯罪行為を指摘し、口に出したウイグル人は“精神的な分裂主義者”である。政治犯で安全局の刑務所に入れる。
3月5日に開幕する第10期全国人民代表大会では、憲法を改正し、私有財産の保護を明文化することになっている。外国から見れば、どう考えても資本主義を導入しているように見えるだろう。しかし、中国にいわせれば、すべては社会主義市場経済、鄧小平の提唱した「中国の特色ある社会主義」なのである。実際には欧米の資本主義は、今も悪と見なされている。
ほか、政治会議では、次々とウイグル人いじめとしかいえないようなことが決まっていく。すでに記事にしてきたが、現在再開発という名目(ここでも美化している)のもと、武器もナイフも持っていないウイグル人が、墓をほじくり返され、家を壊され、町を追い出されている。偉大なる解放軍、武装警察、警察、役人などの“暴力団”に抗議することができるはずもない。心の中の悲しみや苦しみを口に出せるのは、神に対してだけである。モスクに行くしかないのである。しかし、その最後のよりどころのエイティガール寺院は、閉鎖され、こともあろうに中国人役人の金もうけの種として博物館にされることになってしまった。このように、政治会議とは、ウイグル人の最後のよりどころを容赦なく奪い、しかも役人の金稼ぎの手段にする場所である。
もちろん、モスクはほかにもある。しかし、どこへ行ったとしても、モスクで祈るという行為は、“非法宗教活動”になり、祈った人間は“非法宗教分子”にされるのである。そうなれば、財産が没収され、刑務所に入れられ、拷問を受け、殺害される。
この残酷な体験を書き留め、子孫に残そうとすると、ウイグル語、ウイグル文字も禁止する。警察がすぐ読めて、すぐ逮捕、処刑できるように漢字を覚えろ!と命令をし、8000年前から続いてきたウイグル文化を否定し、漢人の文化押し付けつつ、ウイグル民族を消滅し、東トルキスタンを中国の地図に入れて、この美しい土地を汚い野望をもつテロ集団の娯楽の土地にしようとしているのである。
これが政治会議の内幕である。長年変わることなく、今も毎週開かれているのである。
最後に、中国では3月1日、「中国人権研究会・第2期全国理事会第2回会議」なるものが開かれ、唐家セン国務委員が出席し、こういった。
「人権の尊重と保護、人権保護の整備と改善は、21世紀の中国の発展における重要な任務だ」。
独裁の中国では、人権、民主とは真っ赤な嘘で、ロジックに合わない。
当局がいう人権尊重は、ウイグル人の人権を無視することと、それを人権尊重だと対外的に宣伝することである。
中国でいう会議とは、屁理屈をこねくりまわし、でっちあげを推進する場でなのだということが、わかっていただけただろう。
東トルキスタン情報センター
ウイグル太郎
2004年3月3日
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