中国政府によって、カシュガルのエイティガルモスクでの
日常の礼拝が禁止されようとしている
東トルキスタン及び中央アジアの古い町、紀元前疏勒国の都、カラハン朝(9〜13世紀)の都、カシュガルヤ国(東トルキスタンの19世紀の名称)の都、シルクロードの明珠であるカシュガル。そのエイティガル広場に、1442年にウイグル人によって建てられたエイティガルモスクがある。
中国共産党の侵略者が東トルキスタンに侵略して以来、ウイグル民族の揺りかごであるカシュガルに、解放軍と呼ばれる侵略軍、武装警察、公安警察、安全警察、新疆生産建設兵団農業第三師などの武装部隊を安置し、ウイグル民族の正常な生活、商売、教育文化活動、宗教活動に様々な制限をし、ウイグル人を脅してきた。
カシュガル市内のウイグル市民の家、店、宗教学校、モスク、文化遺産、お墓などを壊して、ウイグル市民を強制的に郊外に追い出し、中国様式の軍事施設、警察局、会社、アパート、デパート、売春宿まで娯楽施設などを建て、中国人流民を入れてきた。
エイティガルモスクは中国共産党が崇拝するマルクスの祖先もまだ生まれていない時代に、ウイグル人の礼拝のためにウイグル人が建てたモスクである。エイティガルモスクはカシュガルのシンボルである。1000年以上のウイグルイスラム文化のシンボルである。
最近、中国政府はウイグル民族文化を消滅しようと新しい陰謀を考え出した。ここでは金曜日の礼拝とイスラム教の年に2回の大祭の礼拝のみを許し、ほかの日常の市民のお祈りをすべて禁止しようとしている。生きた礼拝の場であるこのモスクを、中国人の役人の金もうけのための博物館にしようとしている。
観光客から入場料を取り、“文物管理所”という名前の下で、中国人役人の娯楽のためのお金を貯めると同時に、正常な宗教活動を禁止し、ウイグル民族の最後の精神の糧を奪おうとしている。エイティガルモスクでの日常の礼拝を禁止し、近くにわずか500人しか入れない小さなモスクを建て、そちらで礼拝させる予定である。
エイティガルモスクでは平日は3〜4千人がお祈りする。金曜日には1.5万人〜3万人がお祈りする。大祭の時には6万人〜10万人がお祈りしてきたのである。
去年、カシュガル市でエイティガルモスクの周りのウイグル人住居、職人街の店などが当局によって壊されてしまったのである。その代わりに新しい侵略者を入れる予定で、中国人と心も、顔色も、食べ物も、言葉も、笑い声も、泣き声も、宗教も、文化も全く違うウイグル民族をこの古いバザルから、この文化の中心から追い出して、毛沢東の湖南省の村のような漢人くさい町を造ろうとしている。
ウイグル民族は中国侵略者政府のこれらの破壊行為に反対する。中国侵略者のこれらの文化、経済消滅行為は東トルキスタン人の漢人に対する敵視を強め、民族矛盾を激化する。
東トルキスタン情報センター
ウイグル太郎
2004年2月17日
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