東トルキスタンのウルムチ市や各地区のウイグル中学校、高校で
中国語の授業が強制されている
ウルムチテレビ局の報道によると、前学期、ウルムチ市共産党委員会と教育局が、ウイグル人の第二、第六、第十四、第二十三などの大きな中学校、高校で数学、物理学、化学、生物学、地理、歴史、芸術、英語などを中国語で授業するように命令した。
これは日本の中学や高校で、アラビア人かフランス人が、アラビア語かフランス語で強制的に授業を行うのと同じことである。
この民族圧迫行為を中国当局は、“化粧”して“双語(中国語とウイグル語を指す)教学”と呼んでいる。このほかにも、漢人の学校とウイグル学校を合併して、双語教学を行うとの新しい陰謀を実施している。
合併しても、漢人の学生たちにはウイグル語を教えないし、ウイグル語で授業もしない。漢人の母語で授業する。が、ウイグル人学生には中国語学習を強制するほか、数学、物理学、化学、生物学、地理、歴史、政治、芸術、英語などの文化を中国語で教えるふりをし、実際には中国人が20年勉強しても習得できないような高度な漢字で授業を行ったり、中国語が上手じゃないウイグル教師を学校を追い出して、中国人教師をウイグル学校に就職させ、北京の胡錦涛首席が聞いても分からないような、標準語とは程遠い、四川省、山東省、湖南省などの方言を聞かせたりしている。生徒たちを不快にし、その人生を無駄にし、実用的な文化や情報から遠ざけるような教育がされている。このような漢語教育の強制で、ウイグル人の生徒達は、英語学習に割く時間が少なくなり、よりハンディを負わされてしまうのである。
同時に、ウイグル民族の母語、民族文化、信仰、世界の文化を忘れて、中国共産党や中華民族のために生きる人形を育てて、チャンスを作って消滅しようとしているのである。東トルキスタン各地区で大漢民族主義思想が強制的に実行されて、ウイグル民族を不幸にし、誰も受け入れたくない汚い文化を押し付けて、ウイグル族の顔をしている中華民族を作ろうと白昼夢を見ているのである。
東トルキスタン情報センター
ウイグル太郎
2004年2月20日
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