ウイグル民族と中国共産党の第１６回大会

中国共産党当局は、2002年11月8日に北京で中国共産党第16回代表大会を開催することを決定した。当局はその大会において、ウイグル独立勢力の動きに注目している。彼らは、ウイグル自治区のテレビ、ラジオ及び地方機関などに対して、ウイグル独立勢力の破壊活動を防ぐ為に、新たな指示を出している。１：テレビ、ラジオ局などへの監察を強化し、ウイグル独立組織と法輪功の破壊、反発運動に関する放送を防ぐことを首位の仕事とする、２：ウイグル自治区の地方幹部が安全政策を強いられる、この２つである。何か問題が起きた場合、地方幹部が責任を負わされるという規定である。今後、今までとは別の理由を持ち出してウイグル人に対する民族圧迫をもっと強めるつもりであろう。
中国共産党の第１６回大会が意味するものは、以下のようなことである。まず、独立政策を推進している東トルキスタンの人々の活動を、残虐な行為を続けながら防ぐこと、次に東トルキスタンの独立の前に、いかにたくさんの資源を早急に中国に流し込むことができるかということ（西部大開発）、最後に、ウイグル人に人口制限（２人っ子政策）を実施させつつ中国人（漢人）を東トルキスタンに移住させ、世界で最後の植民地をいかに長く保たせることができるかということであろう。 10月30日。